【元救急隊員が語る】ソファに座ったら絵本が刺さって大出血した話|身近に潜む不慮の事故

ソファと絵本の救急事故

15年以上消防士を務め、10年以上救急車に乗り続けた私は、数えきれないほどの「まさか」な事故を経験してきました。今回紹介するのは特に忘れられない1件。

「ソファに座っただけで、大出血した30代男性」の話です。

目次

救急指令「30代男性、臀部から出血」

ある平日の夜21時頃のことでした。指令室から「30代男性、臀部から出血」との入電が。転倒したのか、何かにぶつけたのか——様々な可能性を想定しながら現場に向かいました。

現場到着:リビングで異変が

現場は一般的な戸建て住宅のリビング。対象者の手には血だらけになったタオル、紺色ジャージのお尻には血が大量についています。一気に現場に緊迫感が走ります。傷口を確認すると——肛門が裂けるように負傷していました。

「臀部から出血」という指令でしたが、実際の負傷部位は肛門周辺でした。救急現場ではよくあること。指令内容で思い込まず、必ず丁寧に確認・対応することが大切です。直接圧迫止血と酸素投与をして、迅速に救急搬送しました。

「なぜ」こうなったのか?——事故のメカニズム

搬送中に状況を詳しく聞き取ると、信じられない真実が明らかになりました。

「ソファのクッションとクッションの間に、絵本が立てて挟まっていたんです。上からはわずかに見えるくらいで。そこに、リラックスしようと勢いよく座り込んだら……」

硬い絵本の角、全くの無防備——想像しただけでゾッとします。

その絵本のタイトルが「大ピンチ図鑑」だった

絶対に笑ってはいけないのですが——そこにあった絵本は、よりによって「大ピンチずかん」だったのです。命に関わる超大ピンチの事案が起きた現場に、「大ピンチ図鑑」が転がっていた。

この事故から学ぶ「身近な危険」3つの教訓

教訓① 家の中に「見えにくい凶器」はないか確認しよう
今回はソファのクッションの間に挟まった絵本が見えにくい状態でした。ソファ・座布団の下や間に何か挟まっていないか。床に置かれた固い玩具の上に座らないか。定期的に確認しましょう。

教訓② 「座る前に確認する」習慣を
疲れていると「どさっと座る」ことがあります。特に暗い部屋・散らかった部屋では、座る前に一瞬確認する習慣を持ちましょう。

教訓③ 応急処置の知識を持っておく
今回の対象者は妻が迅速に119番通報したことで助かりました。大量出血時の基本的な応急処置(直接圧迫止血:清潔なタオルを傷口に当て強く継続的に押さえる。布が染まっても取り換えない。上から重ねて押さえ続ける)を知っておきましょう。

救急隊員から伝えたいこと

不慮の事故の多くは「まさかこんなことで」という状況から起きます。大きな事故・事件だけが危険なのではありません。日常の中の「まさか」が命取りになることがある。

今回の「ソファと絵本」の話を読んで、笑い話で終わらせるのではなく、「自分の家は大丈夫か」と一度確認してみてください。安全は「気をつけること」から始まります。

まとめ

  • 30代男性がソファのクッション間に立てかけられた絵本の角が肛門に刺さり大出血した事案
  • 直接圧迫止血・酸素投与・迅速搬送で対応
  • 日常の家の中に「見えにくい危険」が潜んでいる
  • 「座る前に確認する」「出血時の応急処置を知っておく」ことが重要

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この記事を書いた管理人について

私は15年以上消防士・救急隊員として勤務したのち、アラフォーで転職した「転職119」の管理人です。公務員という安定を手放す不安と向き合いながら転職した実体験を発信しています。

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この記事を書いた人

アラフォー消防士が15年以上勤めた消防からの退職を決意。転職リアルストーリーを発信します。妻子ありの消防パパの転職ロールモデルとなることを目標に歩みを進めていきます!「このままでいいのか?!」となんだかモヤモヤを感じている方に勇気を与えます。

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