消防士の退職金って、実際いくらもらえるんだろう?
転職を考え始めた消防士なら、誰もが一度は気になる疑問だと思います。
「退職金をアテにして生活の見通しを立てたい」
「定年まで勤めた場合と比べてどれくらい損するの?」
「早期退職って本当にもったいないの?」
私は2024年3月末、18年以上勤務した消防署を退職しました。このブログでは、実際に振り込まれた退職金を円単位まで公開します。また、退職金の計算方法や勤続年数ごとの目安、そして「早く辞めるのはもったいないのか?」という問いへの私なりの答えも書きました。
消防士(18年以上勤務)の退職金はいくらだった?
早速、公開します。
4,354,694円(手取り)
「思っていたより多い!」というのが正直な感想でした。
同じタイミングで60歳定年退職された先輩に金額を聞いたところ「2,000万ちょっと」とのことでした。
定年まで40年働いて2,000万円、私は18年で435万円。単純計算すると年間あたりほぼ同じペースで積み上がっていることになります。
勤続年数が長いほど退職金は有利になる傾向がありますが、18年でも400万円超えというのは、転職を考えている方には一つの参考になるはずです。
消防士の退職金の計算方法【目安を知りたい方へ】
消防士(地方公務員)の退職金は、以下の計算式が基本となります。
退職金 = 基本額(退職時の給与 × 退職理由別支給率 × 勤続年数による調整係数)+ 調整額
具体的な支給率は各自治体の「退職手当条例」によって異なりますが、国家公務員の退職金を参考にすると、勤続年数ごとのおおよその目安はこちらです。
| 勤続年数 | 自己都合退職(転職)の目安 | 定年退職の目安 |
|---|---|---|
| 10年 | 約150〜200万円 | ― |
| 15年 | 約250〜350万円 | ― |
| 20年 | 約400〜550万円 | ― |
| 30年 | 約900〜1,200万円 | ― |
| 定年(約40年) | ― | 約1,500〜2,500万円 |
「定年まで働けば2,000万円もらえたのに」問題
親族にも、消防署の先輩にも言われました。「もったいない。定年まで待てば2,000万円だったのに。」
確かに数字だけを比べれば、そうかもしれません。でも私はこう考えます。
今の435万円と、20年後の2,000万円。どちらに価値があるか?
私は今の435万円の方が価値があると感じました。理由はシンプルで、今のお金でしか作れない想い出があるからです。
子供が小さい今、一緒に旅行に行けること。家族で食事に行けること。体が動く今だからこそできることがある。20年後に2,000万円を受け取っても、子供はすでに大人になっています。
もちろん「退職金を最大化したい」という考え方も全然正しいと思います。ただ、「お金の金額だけで人生の選択を決めなくていい」ということを伝えたかったのです。
転職後の収入で退職金の差を埋められる?
これは正直、転職先によります。私の周りでは、転職後に消防時代より明らかに収入が増えた人もいます。
特に成果報酬型の民間企業(不動産・営業職など)では、努力次第で大幅な収入アップが可能です。消防士時代の給与は安定していましたが、逆に言えば「頑張っても増えない」という上限がありました。転職後の不確実性は確かにありますが、それは「可能性の広がり」でもあります。
退職金はいつ振り込まれる?
私の場合、2024年3月末に退職し、退職金が振り込まれたのは翌月4月でした。
退職直後はバタバタするため、退職金の受け取りタイミングは事前に確認しておくと安心です。特に転職が決まっておらず、無職期間が生じる方は注意が必要です。
まとめ|消防士の退職金について知っておくべきこと
- 18年以上勤務の場合、退職金は約430〜450万円(手取り)が一つの目安
- 退職金は勤続年数に応じて増えるが、定年まで待つことが「唯一の正解」ではない
- 今のお金の価値と、将来のお金の価値を天秤にかけて考えることが大切
- 退職金は翌月振り込みになることが多いため、生活費の見通しを立てておくこと
「消防士を辞めたいけど、退職金がもったいない」と感じているなら、まずは転職エージェントに相談して、転職後の年収の見通しを確認してみることをおすすめします。退職金の差を埋められるかどうか、プロの視点でアドバイスをもらうだけでも、判断がぐっとしやすくなります。
最後まで読んでくれてありがとうございました!

